木育について

皆さんは、「木育(もくいく)」という言葉を聞いたことはありますか?
最近色々と聞かれるようになったとは思いますが、まだまだ一般的な言葉ではないように思います。
ですので、今回は木育についてご説明させて頂きます。

木育とは?

木育とは?

木育とは、平成16年(2004年)9月に北海道庁が提案した新しい教育概念です。
子どもをはじめとする すべての人が「木とふれあい、木に学び、木と生きる」』ことを学ぶ活動として木育を唱えました。

私たちの生活の中では文房具や家具、建物など木を使って作られたものがたくさんありますが、材料となった木の育ったのが森林だという認識を時代の変化と共に我々は想像することができなくなっています。

小さい子から大人まですべての世代の人たちが、樹木や木材といった木との関わりを深めて、日本の環境問題について考え、持続可能な社会や暮らし、環境を作り上げる人材を育てることが「木育」の目的です。

木育が生まれた背景について

木育が生まれた背景について

平成18年(2006年)、森林・林業基本計画の38頁に、「市民や児童の木材に対する親しみや木の文化への理解を深めるため、多様な関係者が連携・協力しながら、材料としての木材の良さやその利用の意義を学ぶ、「木育」とも言うべき木材利用に関する教育活動を促進する。」と闘議決定され、記されました。

かつての私たちは森林を守り育て、その恵みを受けて木材を作るという文化があり、木と隣り合わせの生活をしていました。

しかし、今現在の日本は経済の発展から木材を使った文化に触れる機会が少なくなり、環境について関心が低い国になりつつあります。

世界では地球温暖化や災害の拡大などがあり、こういった環境問題は私たちの生活にも影響が出ています。

今一度、日本の人たちが環境問題について考え、解決する機会を作るべく、森林や木材を使った文化に触れることで環境について興味を持ってもらうために「木育」が誕生しました。

木育のメリットについて

木育は木に触れ合うことで得られる様々なメリットがあります。

五感が刺激され、感性が広がる

五感が刺激され、感性が広がる

森林などの自然や木材と触れることで、五感が刺激され、その結果、感性が広がるといった効果が期待されます。
特に幼い子供たちが木に触れることで、好奇心や集中力を養うことができます。

これは木の人肌のような温もりのある質感が、本能的に心地よさを感じるからだと言われています。

リラックス効果や情緒の安定

リラックス効果や情緒の安定

森林の中を歩くことで心が落ち着くのは木の質感や匂いはリラックス効果があることが立証されているからです。

木は子供から大人まで情緒を安定させる効果があります。

環境を愛し、育てる人材の育成

環境を愛し、育てる人材の育成

木の魅力を知ることで将来的に環境について興味・関心を持つ人材が増えることが期待されます。

木育を通して「自然を守る」ことに対しての理解のある子供たちが増えることで、地球温暖化や自然災害の拡大といった環境問題を解決するためのきっかけになる可能性があります。

木育活動について

木育活動について

木育の活動は全国で広がりつつあります。
木のおもちゃや家具、内装について触れる・感じる体験イベントの開催や、森林へ出向いたり、木工品(木のスプーンや木のおもちゃ等)を造り、楽しむ、ワークショップの開催、参加など、木育について理解した上で関係者との情報共有やネットワークの構築をするなど様々な形で取り入れられています。

能代市でも子どもから大人まで木材や木製品との触れ合いを通して環境について関心を持ってもらうべく、木育の取り組みを始めています。